NPO通信No.151

【NPO法人関連ニュースから:7月号】


「流しそうめんセット注文殺到 京都の竹活用」

 京都府井手町の団体が放置竹林の竹で作った「流しそうめんセット」が人気を呼んでいます。東京のデパートなどでも販売が始まりましたが、手作りのため数に限りがあり「注文をお断りせざるを得ない状態」とうれしい悲鳴を上げています。
 同町での流しそうめん世界最長記録更新に協力したNPO法人「日本農林再生保全センター」の理事長が「世界流しそうめん協会」を設立し、12年夏からセット販売しているものです。
 問題になっている放置竹林の整備活用につなげようと、同町や木津川市でモウソウチクやマダケを伐採して加工しています。売れ筋は、1.5メートルの樋(とい)2本を高さ50から70センチの三脚3本で傾斜をつけて設置する家庭向けのセット(税込み6,900円)で、今年もすでに200セットを販売しました。
 理事長の上田さんは「こんなに人気になるとは思わなかった」と驚き、「放置竹林の問題の啓発にもつながっている」と話しています。
(京都新聞 7月18日)

 

「復興支援活動を学ぶ 郡山で県チャレンジインターンシップ開講」

 高校生や大学生が復興支援に携わる福島県のチャレンジインターンシップ事業の開講式が郡山市のミューカルがくと館で行われました。
 事業はコカ・コーライーストジャパン株式会社との共催で、開講式には事業に参加する生徒と学生、受け入れ団体のメンバーら約70人が出席しました。
 夏休みの間、参加者は県内のNPOで子どもの学習支援や仮設住宅支援、風評払拭に向けた情報発信などの活動を通じて地域の課題や課題解決の取り組みを学んでいきます。受け入れ団体の一つ、NPO法人「コースター」(郡山市)では、帰還したばかりの村民を対象にしたサポートボランティアイベントの運営補助がインターン内容になっています。
 今年度は県内外から49人が参加し、21の受け入れ先で1週間程度、活動を体験するそうです。
(福島民報 7月9日)

 

「アクリルたわし世界規模の広がり 横浜の高齢者ら手編み」

 横浜市内を中心にした高齢者らが手編みするアクリルたわしが、世界規模の広がりを見せています。認定NPO法人「地球市民ACTかながわ/TPAK」(横浜市)が企画するボランティア活動で、高齢者の生きがいと途上国支援につながっています。
 支援活動は「あみあみクラブ」と名付けられ、12年に神奈川区の有料老人ホームで始まりました。現在、参加施設や団体は25あり、参加者数は個人を含め3千人います。老人クラブのメンバーは「楽しんで社会貢献ができ、自宅に持ち帰って編む人も多い」と話しています。
 アクリル毛糸や寄付金の提供を募り、大学生が発送を手伝っています。広がりは国内にとどまらず、すでにアジア・アフリカ・中南米など30カ国以上に、約3万個を届けました。
 同法人の近田代表は「支援や感謝の思いが双方向で実感できるように、これからも懸け橋役を果たしたい」と意気込んでいます。支援者には「あみあみ新聞」を発行し、活動の様子や途上国の喜ぶ声などを紹介しており、14年には「よこはま国際協力賞」を受賞したそうです
(カナロコ by神奈川新聞 6月30日)

(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)