NPO通信No.158

【NPO法人関連ニュースから:2月号】


「東日本大震災の臨時災害放送局、3月で全て閉局」

 岩手県陸前高田市は、臨時災害放送局「陸前高田災害FM」を3月末に閉局すると発表しました。総務省によると、東日本大震災では岩手、宮城、福島、茨城県の28市町で計30局が開設されましたが、陸前高田市の閉局で、東日本大震災関連の臨時災害放送局は全て閉じられることになります。臨時災害放送局は災害時、避難所の開設や炊き出しなどの情報提供を目的に総務省の免許交付を受けて自治体が開局したものです。
同市は2011年12月に開局しました。市から委託を受けた同市のNPO法人「陸前高田市支援連絡協議会 Aid TAKATA」(文京区)が運営し、震災の復旧・復興状況やイベント情報などを伝えてきましたが、同市は「緊急性が薄まり、目的を達した」として、閉局を決めました。
戸羽太市長は定例記者会見で「震災当初、情報を出す手段がない時、(臨時災害放送局は)タイムリーな情報を出せるということで、非常に役に立った」と説明しました。コミュニティーFMに移行する形で存続させる事例もありますが、運営費の捻出が難しいとのことです。臨時災害放送局は福島県の南相馬市と富岡町でも設置されていますが、3月末の閉局が決まっているそうです。
(読売新聞 2月20日)

 

「山梨)キャンピングカーで村おこし、小菅村に普及貢献賞」

 キャンピングカーによる村おこしに取り組む小菅村が、「ジャパン キャンピングカーショー2018」で普及貢献賞を受賞しました。関係者は「村の知名度が上がり、来ていただけたら」と弾みになることを期待しています。これは、一般社団法人日本RV協会などによる実行委員会が、キャンピングカーの普及に尽くした個人や団体に贈っています。
駐車場やトイレの利用が24時間可能な「道の駅こすげ」が2015年3月に小菅村に開業しました。豊かな自然や、都心から車で2時間ほどの利便性を生かし、キャンピングカーのレンタル事業を展開するレヴォレーター(東京)と提携した「キャンピングカーde町おこし」を17年3月から展開しています。
事業に取り組むNPO法人「多摩源流こすげ」(小菅村)によると、村で車中泊してもらうことで交流人口を増やし、村内施設の利用で収入増にもつなげようというのが狙いです。村を目的地にキャンピングカーを借りる場合はレンタル料金が1割引きになるほか、村内で車中泊すると道の駅レストランの食事代や温泉の入浴料が割引になります。村は、道の駅駐車場に電源設備がある5台分の車中泊用区画を整備し、日本RV協会のRVパーク認定を受けました。
昨年7月から12月までにパークを車中泊で利用したキャンピングカーは74台で、専用区画以外で車中泊する愛好家も多く、紅葉シーズンの11月は道の駅の売り上げが前年同期比120%に増えたそうです。
(朝日新聞 2月7日)

 

「小中入学準備 外国人に説明」

 日本の小中学校に入学する子どもがいる外国人保護者を対象にした学校説明会が出雲市役所で開かれ、約20人が学校の仕組みや学校生活などの説明に耳を傾けました。
 外国人を支援する同市のNPO法人「エスペランサ」(出雲市)が企画し、入学する際の疑問や不安を解消して相談場所などを知ってもらおうと2015年度から行っています。
説明会では同市教委学校教育課の担当者が、同市の小中学校の特徴として「校長が認めた場合は、学校で日本語の指導を受けることができる」と紹介しました。また、給食でアレルギーや宗教上の理由で食べられない食材があれば学校に届け出る必要があること、学校を休む際は、保護者が学校に連絡する仕組みも伝ました。
 また、会場にはランドセルや連絡ノートなどが展示され、保護者らは通学に必要な物品を確かめていたそうです。
(読売新聞 2月25日)

(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)