NPO通信No.2
「 広がる活動分野 」
1998年のNPO法成立後、その活動の重要性や社会的なニーズから、 2002年の12月に「NPO法」は大きく改正されました。その中でも従来の 活動分野が12分野から17分野に広がった事は大きな注目点です。17分野の 活動とは今までの分野に次の活動がプラスされた内容です。
1.情報化社会の発展を図る活動
2.科学技術の振興を図る活動
3.経済活動の活性化を図る活動
4.職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
5.消費者の保護を図る活動
追加された新しい分野を見ても分る通り、社会的なNPOへのニーズは広がって おり、色々な活動事例も増えてきています。NPO法人は、ボランティア活動が 円滑に行われる様にその環境を整えることから始まりましたが、社会の変化に伴 って、様々なNPO活動も可能になってきた、といえます。
内閣府HPの昨年末までのデータで見ても、NPO法人として認証された法人 (当時で19,963法人)の活動分野(各法人の定款より)は、下記の通りに なっています。(複数回答可)
(1)初期からあった分野
第 1号
「保健・医療又は福祉の増進を図る活動」(介護サービス等)
56.59%
第 2号
「社会的教育の増進を図る活動」(フリースクールや生涯学習)
47.06%
第 3号
「まちづくりの増進を図る活動」(村おこし等)
39.56%
第11号
「子どもの健全育成を図る活動」(子どもの保護や児童相談等)
38.92%
第 5号
「環境の保全を図る活動(森林保全や動物愛護等)
29.00%
※今後の少子高齢化問題、地球温暖化防止や環境税対策などに関連する法人数も 増えていくと思われます。
(2)新たに追加された活動:
第15号
「職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動」
8.53%
(ホームレスの支援や職業訓練など)
第14号
「経済活動の活性化を図る活動」(ベンチャー支援や商店街活性化など)
7.19%
【ワンポイント】
NPOは活動範囲が大幅に広がりました。NPOは、世の中の変動を映す鏡の ようなもので、世の中の変化に対応して、NPOも変化し、増大して行くもの と見込まれます。NPOの成立経緯や現在の社会環境(経済・社会・自然)を 考えると、様々な課題を解決しつつ、広がりを見せて行くと考えられます。