設立の背景
NPO通信No.19
ボランティア保険を知っていますか

 連日、テレビで大雨に関する災害のニュースが流れています。降り始めからの総 雨量が1,200ミリを超える記録的な豪雨にみまわれた九州南部、長野県岡谷市 にも大きな被害が出ました。そこでさっそく募集が始まったのが家屋清掃や泥だし 作業などを行う災害復旧ボランティアです。平成16年10月に起こった新潟県中 越大震災の時は、全国から多くのボランティアが駆けつけました。
 しかし、そうしたボランティア活動には事故がつきもので、滑って転び足を強打 したり、家財道具に手を挟んで捻挫したりすることなどがよくあります。そんなと きに役に立つのがボランティア活動保険です。一人当たり年間300円から加入で き、国内でのボランティア活動中の偶然の事故によりケガをしたり、他人に損害を 与えた場合に備える傷害保険と賠償責任保険です。天災プランは600円から加入 でき、地震・噴火・津波による事故や熱中症も補償されます。全国の社会福祉協議 会で加入を受け付けており、補償期間は4月1日から3月31日となっています。
 ところで、このボランティア活動保険、チェーンソーを使用したりするボランテ ィア活動は補償の対象とならないことになっています。そこで、森林保護活動を行 う団体が、チェーンソーを使用する活動も補償される保険を作りました。森林ボラ ンティア保険(グリーンボランティア保険)といい、有志が集まりいくつかの保険 会社と交渉して保険を作ってしまったなんていう話もあります。
 その他、NPO・市民団体の保険といえば、ハイキングで引率のボランティアや 参加者がケガなどをした時のための「ボランティア行事用保険」、自動車の搭乗中 、偶然の事故による搭乗者のケガなどに備える「送迎サービス補償」、ヘルパーが 利用者宅で家事援助をしていて調理中にやけどをした時などのための「福祉サービ ス総合補償」などがあります。
 他には、(財)スポーツ安全協会の「スポーツ安全保険」や国際協力NGOが海 外で活動する際の「国際ボランティア海外旅行傷害保険」、災害ボランティアに関 しては「災害ボランティア活動保険」などがあり、様々な分野で活動する多くのボ ランティアをサポートしています。
(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)