NPO通信No.24
スポーツNPOを応援しよう
先日、サッカーのJ2を制覇しJ1昇格を果たしたのに優勝ボーナスなどがなく横浜FCの選手が不満顔だという新聞記事を読みました。横浜FCの前身は横浜フリューゲルスですが、有名なチームでも今は財政難なんだなぁとしみじみと感じたものです。
内閣府のNPOホームページの法人検索によりますと全国約29,000のNPO法人の中で "学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動"を行う団体は8,837件あるそうです。その中にはスポンサー企業の撤退などにより存続が危ぶまれ、現在NPOとして活躍しているチームがあります。サッカーではNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ(旧:ベルマーレ平塚)、バレーではNPO法人福島夢集団(旧:福島銀行女子バレー部)などです。また、各市町村に総合型地域スポーツクラブ(※)を設立するという文部科学省の計画を見据えてNPOになったチームなどもあります。ハンドボールではNPO法人広島女子スポーツクラブ(現:広島メイプルレッズ)などです。
今やスポーツは、うまいヘタに関係なくまた体力や年齢に関係なく、みんなが楽しめる生涯スポーツになってきています。スポーツ教室を開くなど純粋にスポーツを楽しむ目的で設立された地域密着型NPOの中から、バレーのV1リーグに昇格したチーム(NPO法人つくばユナイテッドVOLLEYBALL)も出てきています。
スポーツNPOの財源確保は、企業の協賛を受けること以外に、2003年に地方自治法の一部改正で導入された指定管理者制度で公共施設の運営委託をうけることもできますので、積極的に名乗りを上げて事業を展開していくこともできます。((財)日本体育協会のメールマガジンに指定管理者制度に関する検討事項が掲載されています。)
実業団のスポーツがプロ化へ邁進する中、スポーツで街づくりをして人々に元気を与えるNPO法人はこれからも増えてくると思います。企業から脱却していくスポーツNPOをもっと応援していきたいですね。
※総合型地域スポーツクラブ・・・1995年から文部省(現:文部科学省)が推進している地域スポーツクラブの育成モデル事業のことで、いつでも・どこでも・だれでも継続的にスポーツに親しめる環境づくりを目指す、地域に根ざした自主運営型・複合型スポーツクラブのこと
(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)