NPO通信No.25
ご存知ですか?東京都の資金供給制度と新聞リーディングサービス
東京都が来年4月にNPO法人への資金供給制度を創設するという記事を読みました。
国や都、区市町村などの事業を受託しているNPO法人が融資の対象で、都の指定した会社がNPO法人に対して保証し、都と提携した金融機関がNPO法人に融資するというものです。NPO法人と同様に非営利団体である医療法人・社会福祉法人は信用保証協会の利用が可能であるのに対し、NPO法人は中小企業信用保険上、信用保険の対象外で融資を受けるなど資金調達がしにくいという問題がありました。そのような現状の中、東京都は独自にNPO法人支援に踏み切る形となります。NPOの資金調達手段が拡大される東京都の新制度に期待したいですね。
さて、約3万のNPO法人の中で介護や福祉系は7〜8割を占めていると言われていますが、今回は目の不自由な方々へのサービスを行っている活動を紹介したいと思います。
視覚障害者を対象に電話で新聞を読む「新聞リーディングサービス」を行っているNTT東京福祉文化事業団「ゆいの会」。昭和60年に、NTTの女性退職者で構成されたボランティア団体で、平日午前10:00〜午後4:00、目の不自由な方々に、朝日・毎日・読売・産経・日経・東京新聞の中から記事を読むというもの。利用料金は無料(通信・通話料金は利用者負担)で、一日の電話受付数は約70件だそうです。また、FAXで送られた文書の代読や、辞書引きなどを行なっている地域もあるそうです。その他、NTTの福祉サービスとして、点字電話帳の発行もあります。
点字といえば、東京都新宿区高田馬場に社会福祉法人日本点字図書館があるのをご存知でしょうか。日本点字図書館は、全国の読書を愛する盲人に、良質の点字図書、録音図書を製作し貸出しています。ほかには、インターネット配信サービス、専門対面リーディングサービス、視覚障害者のための点字教室やパソコン教室を行ったりしています。朗読ボランティアが館内スタジオで録音する録音図書には外務省発行の雑誌「世界の動き」「外交フォーラム」や月刊雑誌「文藝春秋」からの抜粋もあるそうです。
日本点字図書館は、目の不自由な方ならどなたでも利用でき、郵送貸し出しも行なっているので、全国のどこにでも図書を送ることができるそうです。
(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)
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