設立の背景
NPO通信No.28
都立公園を運営管理するNPO

 
 シブヤ経済新聞によると、東京都は今月28日から代々木公園に都立公園で最大規模のドッグランを開設するようです。ドッグランとは、犬を自由に走らせることができる専用広場のことで、公園の中央広場に専用のフェンスを設けるというものです。飼い主が犬をリードから放したり、糞の後始末をしないなどマナーの悪さに関する苦情に応え、ドッグランは公園利用者と犬との共存・分離の策として有効だと言われています。すでに都運営のドッグランは、駒沢オリンピック公園など8カ所あり、どの公園も地元のボランティアグループなどがドッグランの清掃や利用の指導を行ったり、犬のしつけ教室を開催したりしています。
 さて、今月上旬に開催しました研修会「税理士として知っておきたいNPOの運営、マネジメントとは!?」の講師である川北氏も話されていましたが、このように公園の運営管理をNPOが行っている事例では、ニューヨークのセントラルパークが有名です。現在150年の歴史をもつセントラルパークですが、ベトナム戦争の影響で1970年後半には市の財政が危機に陥り、麻薬や暴力などが多発する場所へと荒廃していきました。この状況を改善するためにNPOが設立され、セントラルパークの維持管理のボランティアや寄付を募る活動を行いました。そして今や充分な寄付を集めて、公園管理の年間予算の85%以上を自分達で調達し、また公園管理を行う一部の市職員の賃金も支払えるまでになっています。
   ここ日本でも都立公園等では、利用者の多様なニーズに応え、質の高いサービスの提供、効果的・効率的な管理運営を目指していくために、指定管理者による管理が行われています。指定管理者にはNPOも含まれており、NPOが専門的ノウハウを活かして活躍しているのはとても頼もしいことだと思います。

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(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)