NPO通信No.41
社会の課題を解決していくNPO

 今月は、豊かな社会づくりに向けて様々な課題の解決に取り組んでいる3つのNPOを紹介したいと思います。

 1つ目は、神戸市のNPO法人「ごみじゃぱん」。簡易包装の商品を選ぶことで家庭のゴミを減らそうと「減装(へらそう)ショッピング」を実施しています。トレイと個別包装をなくしたせんべいや外箱のないレトルト、外側のプラスチックフイルムを削減した菓子などに「減装商品」と書いたタグをつけて、消費者にアピールする実験を行っているようです。神戸大学の教授、学生と社会人が中心となって設立したNPOで、ごみの排出量を減らし、CO2排出量とコストの削減を目指しています。(産経新聞)

 2つ目は、宮城県のNPO法人「みやぎこうでねいと」。元社員寮の建物を所有者の協力を得て安く借り上げ、障害者に低家賃で貸し出す活動を行っています。宮城県の10万人の障害者のうち施設入所者は2千人にとどまっており、同居する両親の高齢化などもあり障害者の入居先確保が課題となっています。ホームは全室個室で、最低2万1千円から。障害者以外にも、生活保護受給者やフリーター、ホームレスなど一般人も対象で、6月から入居者の募集を開始するそうです。(毎日新聞)

 3つ目は、大阪府にあるNPO法人「キャリア・ハーバー」。自らのキャリアを持ち寄って集まる拠点(ハーバー、港)という意味を込めて設立されたNPOは、三洋電機の元会長である井植氏が呼びかけて発足したそうです。ビジネスや家電修理などの活動を行うとポイントがたまり、会員が必要なときにボランティアサービスが受けられるシステムになっています。少子高齢化の中で比重を増す企業OB等シニア層の豊富な経験やキャリアを地域社会などに活かしていく活動を行っていきます。(毎日新聞)

 このように、今日も多くのNPOが私たちの地域社会を少しずつより良い方向へ変えていけるよう働きかけています。

(NPO会計税務研究協会 事務局 河合理恵子)