NPO通信No.217「10代向けの社会保障読本」
人生のピンチに使える公的な支援制度は、実はたくさんあります。しかし、その存在を知らなければ、利用できません。10代の若者に社会保障をもっと知ってもらいたい。そんな願いを込めた本が出版されました。タイトルは「15歳からの社会保障」。2015年にNPO法人「Social Change Agency」(東京都文京区)を設立した社会福祉士である著者は、チャットボットやLINEを活用して困った人を支援する事業などにも取り組んでいます。いわゆる社会保障制度の解説本ではありません。 「阪神・淡路大震災のモニュメントマップ」
阪神・淡路大震災の発生から4年後、それらの場所を記録する「震災モニュメントマップ」マップが作られました。市民らの手による地図には、55カ所の碑や遺構が記されています。 「初心者の女性がDIYで家づくり」
ノコギリも持ったことがない女性たちが、荒廃した森林の杉で家を建てる!そんな驚きのプロジェクトが千葉県長柄町で進行中です。千葉県の中央に位置する長柄町。都心から車や電車で1時間半ほどの距離ながら、豊かな自然に包まれたこの地で3年前に始まったのが、超初心者の女性たちがDIYで家づくりを行うという画期的なプロジェクトです。発端は、長柄町の荒廃した植林杉。せっかく植えたのに朽ち果てるか、ムダに燃やされてしまう杉を有効活用し、なおかつ楽しめるものにできないかと、NPO法人「ふるさとネッツ」(千葉県)が木の家づくりを呼びかけました。それに応えたのが、くらし情報メディア「ヨムーノ」(現在「くふうLive!」に改称)で活躍する、地元・千葉県出身で発信力、拡散力に優れたウェブライターたちです。最初は「家づくりをちょっと体験する」くらいの軽い気持ちで参加した部員でしたが、チェーンソーの使い方を教えてもらいながら杉を伐倒し、さらに1年半ほどかけて100本以上の木を加工。丸太を積み上げるログハウスとは異なり、在来工法でつくるので、ホゾや継手などの刻み加工も手作業で行いました。そして昨年の夏、ついに上棟。それまでは家を建てている実感がなかったという部員たちですが、最近では自分たちでも技術の向上を実感し、完成に向け、ますます作業に熱が入っています。
(NPO会計税務研究協会 事務局 金森ゆかり) |