NPO通信No.227「映画と食事会で食品ロスを訴え」 食品ロスがテーマの映画「もったいないキッチン」の上映会と食事会が11月26日、甲府のシェアスペース「SHARESHED(シェアシェッド)」(甲府市里吉4)で開催されます。主催はNPO法人「まちづくり法人山梨タンク設立準備委員会」です。上映作品の「もったいないキッチン」は、オーストリア人のダーヴィド・グロスさんが監督・出演し、コンビニや一般家庭に突撃して、捨てられてしまう食材をキッチンカーでおいしい料理に変身させる「もったいないキッチン」を日本各地で開いていく様子を撮ったドキュメンタリー作品です。上映後は、隣接するブックカフェ&グリルダイナー「WOOD SHED(ウッドシェッド)」で、規格外野菜や捨てられてしまう商品などフードロス削減につながる食材を生かして作るランチメニューを提供する食事会を行います。食事会では、規格外野菜を提供する農家やフードロスに取り組む飲食店からの話題提供も予定です。併せて、甲府市環境対策室ごみ減量課が官民連携で展開している食品ロス削減マッチングサービス「甲府タベスケ」も紹介します。同団体は、「社会課題に関心を持つ人もそうでない人も気軽に参加できる」映画上映会を通じて、問題意識を高めることを目的に今後も定期的に映画上映イベントを開催していく予定です。 (11月20日 みんなの経済新聞) 「高齢者向けにスマホ講座」 60代の7割が使っているスマートフォン。子どもや孫とのコミュニケーションツールとして使いこなしたい、と思う人が増えているようです。スマホ講座はNPO法人「まちラボ」と市教育委員会が60歳以上を対象に開いていて、21日は12人のスマホ初心者が参加しました。長崎市に住む60代の女性は、スマホは持っていますが使いこなせていなかったといいます。「ラインの文字の入れ方が分からない。どうしたらスタンプが入れられるのかわからない。でも本当は覚えたい。気持ち的には。いろいろ繋がってみて使いこなしたい」と話します。総務省によりますと、18歳から49歳までスマホの利用率は90%以上なのに対し、70歳以上は40%ほどで普及は進んでいるものの世代間にはまだ格差があります。利用する上での不安を解消するため、料金の仕組みからWi-Fiの設定方法まで詳しく説明しました。特に知りたかったというのが、無料通信アプリ「ライン」の基本的な使い方です。参加者でグループを作り、写真を送り合いました。 (11月21日 長崎国際テレビ) 「香辛料の新商品開発に取組む就労支援団体」 山形市で障がい者の就労支援に取り組む団体が唐辛子を燻製にした香辛料を新たに商品化しました。ピザやグラタンなどの洋食に合う風味に仕上がったということです。新たに開発された香辛料「チポトレ」です。山形市のNPO法人「みちのく屋台こんにゃく道場」が西川町の「くんせい工房ぽれぽれ」と共同で7月から製造を進め、このほど完成しました。こんにゃく道場は知的障がいがある若者の自立支援として玉こんにゃくの移動販売に取り組んでいるほか、2017年からは自家製の香辛料「やまんばとうがらし」シリーズを販売。中でも、赤唐辛子の「タカノツメ」に比べて10倍の辛さを誇る黄金唐辛子を使った一味は国内でも珍しいといいます。この日も市内の畑で、利用者が黄金唐辛子の収穫に当たっていました。ことしは夏の暑さの影響で実が小ぶりなものの、風味や辛さは例年並みの出来栄えに仕上がりました。「チポトレ」はメキシコなどで使われる唐辛子を燻製した香辛料です。こんにゃく道場では、収穫した黄金唐辛子を月山に自生するカエデのチップを使って燻製して、チポトレを製造しています。 (11月21日 山形放送)
(NPO会計税務研究協会 事務局 金森ゆかり) |