NPO通信No.230

【NPO法人関連ニュースから:2月号】


「外国人被災者に支援を」

地震で被災した人たちの中には様々な理由で支援の手が届きにくい人たちがいます。能登の漁業を支える外国人技能実習生たちです。サイレンが鳴り響く中、逃げ惑うのは、珠洲市蛸島町で暮らすインドネシア人技能実習生たちでした。地震発生直後、港近くの寮には16人がいて高台を目指しますが、方向がわからないのかひどく混乱している様子でした。県内で暮らす在留外国人の数は去年6月末時点で過去最多の1万8000人あまり。在留資格別では「技能実習」が最も多く、特に被害の大きい能登半島の6つの市町には合わせて600人以上がいたと見られています。NPO法人「YOU-I」は、地震の翌日からインターネット上で多言語での相談窓口を開きました。水、食べ物、そういったものがなく、どこに取りに行けばいいのかという相談が非常に多く、SNSでの問い合わせも含め、1日におよそ30件の相談が寄せられたといいます。この団体では、在留外国人のネットワークで孤立する外国人被災者を支援する一方で、個別に物資を届けることを模索しました。地震から2週間、金沢市にある技能実習生の寮には奥能登に暮らすインドネシア人向けの物資が届けられていました。鶏肉やシリアルなどイスラム教を信仰する彼らが安心して食べられるハラルフードです。地震当日、高台で一晩を明かしたという技能実習生たち。その後は、避難所で食料をもらうなどして停電や断水が続く寮での生活を続けてきました。人口が減少する中で、地域の働き手としての役割を担う在留外国人たち。災害時に取り残さないよう迅速な支援が求められています。
(2月14日 テレビ金沢)


「ベトナム料理で交流」

大阪府摂津市内にあるベトナム料理店「ホンナンクアン」で、同市立鳥飼北小学校の児童らが考案した特別メニューが、2月25日までの期間限定で楽しめます。同市には多くのベトナム人が暮らしており、料理を通じて交流が深まりそうです。特別メニューは、NPO法人「JAE(ジャイー)」(大阪市)が同校と同店と連携し、「キャリア教育及び多文化共生プロジェクト」の一環として実施しました。6年生児童らが12グループに分かれ、それぞれがオリジナルメニューを考案。プレゼンテーションの結果、6メニューが採用されました。そのうち、「冬にぴったり 日本風フォー」はベトナムの麺料理フォーをアレンジし、「ほくほくおにぎり」は日本米とベトナムの具材をかけ合わせました。「食べても食べても減らない無限鍋」は、ベトナム料理に使われるピーナツを使用した具だくさんの鍋料理です。同市では、外国籍の住民の中でベトナム人が最も多く、学校でも外国にルーツを持つ児童が増えています。今回の取り組みは外国文化を知る機会になるほか、店や地域が盛り上がることにつながるとしています。
(2月21日 産経新聞)


「野菜嫌いをなくす食育プロジェクト」

カゴメは、NPO法人「放課後NPOアフタースクール」と行っている「おいしい!野菜チャレンジ」が昨年で累計体験児童数が1万人を突破し、今年も募集を開始しました。「野菜チャレンジ」は、子どもたちが野菜を食べたり、触ったりしながら野菜を理解し、野菜嫌いの克服を目指した食育プロジェクトです。単独オンライン型と多拠点オンライン型、訪問対面型があり、単独オンライン型は子どもたちに野菜トレジャーハンターになってもらい、クイズや実験に挑戦するプログラム。訪問対面型のジュースレシピ編は、本物の野菜を使ったクイズやオリジナルジュースづくりを通して野菜と仲良くなるプログラムです。2018年4月にスタートし、昨年は3年ぶりに対面で実施し、累計体験児童数は1万人を突破しました。2019年には「キッズデザイン賞」を、2022年には農林水産省主催の第6回食育活動表彰で消費・安全局長賞を受賞するなど評価が高く、今年も全国の小学校および学童保育・放課後活動団体など80回95か所で開催を計画しています。
(2月6日 食品新聞)

 


(NPO会計税務研究協会 事務局 金森ゆかり)